ヤギが木登りするアルガンツリー

日本から8日間くらいのモロッコへの海外旅行ツアーでは訪れることはまずないのだが、マラケシュより南西にあるタルーダントと言う町からワルザザードに抜ける道を進んでいると、びっくりするような光景に出くわす。

ヤギ観光用ではないラクダが放牧されていたり、何よりも目を疑うほどびっくりするのが、ヤギがなる木の存在である。いやいや、それは冗談だが、たくさんのヤギが本当に実っているかのように見えるくらい木に上っているのである。
木に登るものとして脳内にインプットされている動物だったら、それほど驚くことはないだろうが、基本、地面の上で草を食べているヤギが、どんなに頑張っても岩の上に乗る程度の認識のヤギが木に上っているとは!
その事実は1枚の絵ハガキから知っていた。

でも、本当にその光景を目の前にした時の驚きは衝撃的だった。その木の名前がアルガンツリーである。
ヤギはこの木の葉が好きで上ってまで食べているのだ。
このアルガンツリーの実から抽出されたオイル、通称アルガンオイルが、最近では日本の美容業界でも注目されていて人気が出てきているそうだ。

フランスとかでは既にアルガンオイルはよく知られていて、実績を積んでいるからだろう、日本人観光客も納得がいくような高級で小洒落た感じのパッケージに包まれた製品が、現地ではお土産として売られている。
このアルガンツリーは世界中でもモロッコの限られた地域にしか生息していないので、本当にモロッコオリジナルの一品である。